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2008年6月3日火曜日

こどもに大空への夢を!! カムイロケットを打ち上げた講師によるイベント開 催

「君にもできる宇宙開発」と題して、市民大学の講師の協力を経て、小学生を対象としたこども教室が、オホーツク公園を会場に開催されます。  詳細はイベント情報をご覧下さい。

対象は、網走市内の小学生30名と会場となるオホーツク公園利用の小学生10名が対象で、公園利用した経験があれば何処に住んでいても、受講は可能です、勿論当日のキャンプ場利用者は大歓迎、但し定員になり次第締め切り、お早めにどうぞ。



イベント内容は、子供向けの話が1時間、モデルロケットの製作に1時間半、打ち上げに1時間で、講師は赤平市の子供のころから飛行機やロケットに憧れを持ち続けていた、社員20名の町工場の3代目の専務取締役植松努氏(42歳)



植松さんの経歴は、1966年芦別市生まれ、北見工大卒、民間会社勤務の後、家業の植松電機に入社、中学校の進路相談で、子供のころからの夢「飛行機やロケットの仕事がしたい」と話すと、先生から「ばかじゃないの?お前の頭でできるはずがないだろう!」といわれたとのこと。

飛行機やロケットが飛ぶ原理を独学で勉強、希望の大学で流体力学を専攻、そこで待っていた学問は、なんとばか呼ばわりされながらもずっと続けてきた勉強そのもの、大学を卒 業後派遣社員として大手メーカーの飛行機の設計に携わったが、仕様書に書かれたことをこなすだけの職場が嫌になり、帰郷して家業に従事。

本業は、油圧ショベル用の電磁石、独自の技術で高い市場占有率を誇るまでに成長させ、一方で子供のころからの宇宙に対する夢を実現させるため、北大の先生方のロケットの研究に参画、自前でロケット工場を建設して研究を続け、2007年8月には全長約5mのカムイロケットを打ち上げ、過去最高の高度3800m までに到達。

プラスチック燃料を使う「カムイ」は、火薬を使わないため扱いやすく費用が安い、うまくいけば圧倒的に安価なロケット開発が可能、実用化に一歩を踏み出すと同時に、国家事業が当たり前の宇宙開発に切り込み、「学校や社会にはびこる『どうせ無理』を撲滅したい、夢はあきらめない」 を実践するために、全国各地のこども達に夢の大切さを説いて講演している。

10年後には衛星を打ち上げる。過疎が進む旧炭鉱の街、北海道赤平市の町工場が目指す大きな夢は、講師が小さな子どもの時から持ち続けてきた夢の実現への過程でもあり、今回のイベントを通して子供に夢を持つことの大切さを学んで欲しいものである。

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