本日は朝からひさびさの晴天。
エゾハルゼミの声もにぎやかです。
いつもリーダーとして活躍してくれる方々が参加できず、「よし、今日はみんなの力をあわせてがんばるぞ!」と、はりきって出発した5人でした。
よく見かけるハクセキレイも、双眼鏡で見ると一羽は幼鳥。黄色っぽい頭で、親の後をトコトコと歩いて行きます。かわいい!
森に入るとあやしげなギンリョウソウの花がお出迎えです。美しい!
「ダニ出没注意」の道に入ると地面に茶色い羽が散乱!おそらくヤマシギではないでしょうか?
「おおー、すごい。何に食べられたんだろうねー。」と話していると、羽の下がモゾモゾ動いています。そっと羽をどけてみると、いました!
黒地に黄色い斑点のシデムシが……。
いきものって、食ったり食われたりなんですね。「生態系の図」を思い出します。
「ダニ注意の道」を抜けると、足下には白いつぶつぶの塊が…。
そう、クモの子です。
クモの子を散らしたことがないという参加者が、ツンツンと塊をつついてみると、空中に立体的につくられた球状の点々が、ぷわと広がって、まるで宇宙のはじまりのビッグバンを見ているよう。
高い木の枝では、まだふわふわの毛につつまれて、顔も黒いエナガの幼鳥が、親たちと一緒にエサを捜しているのか、チョロチョロしています。かわいすぎます!
他にもいろーんないきものが見られて大満足な観察会でした。
【観察種】
鳥:ハクセキレイ、ツツドリ、トビ、ハシボソガラス、シジュウカラ、コゲラ、ヤマシギ、センダイムシクイ、ヤブサメ、エナガ、ヒガラ、カッコウ、アオジ、シメ、モズ、カワラヒワ、ノビタキ、スズメ、キジバト(以上19種類)
花:ミズキ、シコタンタンポポ、サイハイラン(つぼみ)、エゾスズラン(芽)、ギンリョウソウ、ツルアジサイ、ギンラン、ミヤママタタビ、ヒトツバイチヤクソウ(つぼみ)、エゾカンゾウ、マイヅルソウ、オククルマムグラ、クルマバソウ、ツボスミレ、ミツバツチグリ、エゾイチゴ、コテングクワガタ、フランスギク、ムラサキツメクサ、エゾスカシユリ
虫など:エゾハルゼミ、ツノグロモンシデムシ(?)、シャクガの幼虫、ヒラタシデムシ、キクオビアオハムシ、アワフキムシの仲間、オトシブミの仲間のオトシブミ、ガの幼虫が丸めたオトシブミ、カレハガの幼虫、クモの子
(担当・報告:Sakさん)