吐く息が早朝の輝きのなかで白く映ります。霜枯れの草むらに宿る水滴がきらりと光る、まるで宝石のように。ロッジの前のナナカマドは葉を落とし、赤い実が吹く風に揺らいでいる。
夏には賑わいを見せたテントの杜も、今は静かなときを迎えていた。頭上から鳥の鳴き声が聞える。見上げると朝焼け雲の空を白鳥の群れが飛んでゆく。その優雅な編隊飛行に思わず見とれた。
ロッジの表面が太陽の光を浴びて輝き、陽の当らぬ側面との陰影が建物を際だたせる。私は写真を撮ると、霜がとけ濡れた枯れ草を踏みしめ帰路についた。
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ナナカマドと宿泊ロッジがとてもよい色で写っていますね!
返信削除ロッジ周辺の落ち葉を見るといよいよ冬到来という感じです。
私は寒いのが苦手なもので冬が来ると思うと憂鬱です('_')
でも番人さんの冬の投稿は楽しみにしております!