私が平成16年4月に公園にお世話になってから、5年7カ月を経過しました、本来ですと今年の3月末まででしたが、指定管理者の応募の判断のお手伝いもあって、今まで居残っていました
16年4月には北海道で使用料手数料の改定がされ、28%を超える改定率でキャンプ場の利用者から総すかんを食らったばかりでなく、歳出予算も20%近く減額されました
その後、18年から指定管理者に移行しますが、この時の公募要綱に問題がありました、年間の収入は22,000千円程度しかありませんでしたが27,000千円の見積もりです、単年度で5,000千円にも及ぶ経費の削減が必要となりました
そのために、年間開設の施設から冬期間は閉鎖されこともあって、年間雇用職員も6名から2名と減少、当然職員には退職・季節雇用を選択してもらわなれればなりませんでしたし、公園のあちらこちらに設備されている街灯についても、節電のため通電を取りやめたり、工房の電気釜も最盛期には使用できなくなりました
公園全体としては、18年度では公園施設を完全閉鎖し近くの潮見団地に事務所を移設、19年度では歩くスキー支援のためセンターロッジを年間開設、20年度は子育て支援のためセンターハウスに小さな子供さん向けの室内遊具が整備され、21年度からは通年開設といろいろな経過をたどりました
また、18年度からの指定管理者に応募する段階での一番のがんは、北海道内で高いほうから数えたら1番ないしは2・3番とうゆうキャンプ場の料金体系でした、条例改正された16年4月以降利用者は減少の一途をたどっていました
このままでは宝の持ち腐れと、利用者が少しでも利用しやすい料金として、指定管理者応募の段階ではどこの施設も考えていなかった利用料金を設定しました
平成18年度以降は、当然人員は減少していますし予算も限られ、人手もない金もない公園としては、利用者の皆さんに参加していただけるような、コラボレーションによる仕組みづくりが必要となり、今日まで曲がりなりにも経営できたのも、運営に参加協力いただいた皆様方の力があればこそと感謝しております
そのような経過もありましたが、来年以降の指定管理者の公募要綱と17年の公募要綱を比較しますと、収入で実際の収入と大きな開きがなく、経費面でも何とかやっていけそうな公募要綱となっているのを見て、一安心するとともに私の役割は終わったものと判断いたしました
オホーツク公園の持つ魅力は、知床連山と雄大なオホーツク海を眼下に見下ろす景観ばかりではなく、107haの広大な敷地の自然景観にあります
次の世代にこの豊かな自然景観を引き継いでいくためにも、職員を退職した後も利用者の一員として参加をし、関心も持ち続けたいと考えております
私事にこのサイトを利用させていただいたことお詫びを申し上げるとともに、この間いろいろな形で、協力いただきました皆さんに心からお礼を申し上げ退職の言葉とします、お世話になりました、今後ともオホーツク公園の利用をお願いいたします
公園課長 青柳良隆
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ボス様、平成16年度より当財団事務局次長(兼)公園所長として就任し5年、平成20年度をもって退職予定でしたが我々職員の無理を聞いていただき課長職として残っていただいたことを感謝しております。本当にご苦労様でした!
返信削除平成16年度は利用料金制度が導入、18年度には指定管理者制度導入と本当に大変な時期を職員全員で乗り越えましたね!これもボスの人間性そして職員を引きつけるすばらしいリーダーシップによるものだったと思います。
職員のそれは無理だろう?というような意見(アイデア)も、はじめから否定をせず、任せるからやってみろ!と見守っていただき最後には手助けをしていただいたこともあったかと思います。おかげで私は、伸び伸びと仕事をさせていただき自信をもって次々と新しいことに挑戦することもできました。
また、地域住民とともにつくっていく公園でなければこれからの時代、生き残れないという方針で各ボランティア組織を設立させ今もなお、継続しているのはボスの柔軟な対応と人格によるものだったと思います。ここまで線路を引いていただいたものをこれからも、一本一本増やし続け終わりのない線路づくりをしていかなければいけないと思っています。今後も何かとご相談・ご協力をお願いすることがあるかと思いますが、その時は、よろしくお願いいたします。
本当に5年7ヶ月、お疲れ様でした。これからも公園を見守っていただき、大好きなパークゴルフの帰りにでもお茶を飲みに寄ってください。そして、イベントの度にご協力いただいた奥様にもこのサイトをかりてお礼を申し上げます。 有難うございました!