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2008年7月25日金曜日

野鳥・自然観察((2008.7.21)


ぐずついたお天気で、涼しい日が続くオホーツク。今日もあいにくの霧雨模様でした。でも鳥たちは忙しい季節。なぜなら育ち盛りの雛たちにせっせと餌を運ばなければならないからです。


集合場所の駐車場から10歩くらい歩いただけで、モズの家族や餌をくわえたノビタキ、ホオアカ、ビンズイ、ハクセキレイが次々と姿を見せてくれました。草刈りを終えたばかりの法面では虫が見つけやすく、小鳥たちが餌を探すのにちょうど良い場所なのです。


今日は元気な子どもたちも参加してくれました。ふだん、黒っぽく見える小鳥たちも、望遠鏡や双眼鏡を使うと色がはっきり見えてきます。ノビタキの黒い頭や、ホオアカの赤いほっぺた、図鑑と見比べながらしっかりと見てくれました。


森へ入ると鳥たちは静かになりました。子育てに忙しい鳥たちは、さえずりも控えめ。葉っぱに隠れて鳥の姿も見つけにくい。森の中では花や昆虫観察にスイッチ切り替えです。



木々の葉っぱをよく見ると、くるくると巻いてある葉っぱがあります。この中には何が入っているのかな?ゆっくり開くと、中には小さなイモムシが1匹ずつ入っていました。くるくる巻いた葉っぱの中で、葉っぱを食べながら成長し、やがてオトナの虫になります。こうして成長する虫には、色々な種類がいるようです。


落ち葉をかき分けると、ミミズや小さな虫たちがたくさんいました。道端には小さいけれど可憐な花々が。最後に森の中を走っていくネズミ(エゾヤチネズミ?)を見ることができました。


色々な物に触れ、臭いをかぎ、ゆっくり歩いて観察会終了~。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。


その後、残ったいつものメンバーでいそいそと二次会(?)へ出発。


パークゴルフ脇のカラマツ林、センターロッジ、トドマツ林、野外シアター、オートキャンプ場、ヤチダモ林、遊具場、カラマツ林、センターハウスとぐるりと一周。


パークゴルフ場脇のカラマツ林からセンターロッジへ向かう園路わきで、珍しい花を見つけました。ランの仲間で、「クモキリソウ」と「タカネトンボ」の2種類。どちらも白~緑色の花で小さく目立ちませんが、よくよく見るとランらしい複雑な形の花をたくさんつけています。なんてことない場所なんですが、こんなところに~、と一堂感動。


今日もたくさんの収穫がありました。



確認種


鳥:トビ、キアシシギ(声)、キジバト、カッコウ、アカゲラ、コゲラ、モズ、ヒヨ


ドリ、ハクセキレイ、ビンズイ、ノビタキ、アカハラ、キビタキ、アオジ、ホオア


カ、カワラヒワ、ニュウナイスズメ、ハシボソガラス(以上18種類)


花:コテングクワガタ、ゲンノショウコ、ブタナ、ウメガサソウ、イワガラミ、ツル


アジサイ、キツネノボタン、エゾノレンリソウ、クルマユリ、エゾクサイチゴ、ハイ


キンポウゲ、オオウバユリ、チシマアザミ(?)、メマツヨイグサ、イヌタデ、アカ


ツメクサ、コウゾリナ、セイヨウノコギリソウ、ヒメジョオン、シロツメクサ、クモ


キリソウ、イチヤクソウ、タカネトンボ、ヒロハノマンテマ、オオダイコンソウ、キ



ツリフネ、ヤマブキショウマ、オオハナウド

1 件のコメント:

  1. kawasakiさん投稿ありがとうございます。そしてご苦労様でした。天気が残念でしたが、「クモキリソウ」や「タカネトンボ」が観察されたそうで・・・。
    私は聞いたことがない名前すが、どちらもラン科なんですね。
    次回は8月16日!新たな発見があるかもしれませんね(*^^)v
    楽しみにしております。

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